SQL-Serverのユーティリティ(BCPコマンド)を利用したテーブルへのインポート・エキスポート

SQL-Serverのテーブルの内容を簡単にインポート・エキスポートできる、ユーティリティ(BCP)の忘備録です。

BCPはコマンドラインで使用するEXEファイルで、MSSQLをインストールした時点でユーティリティとして "C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Tools\Binn"の様なディレクトリに存在するはずです。
パスも通っているはずですから、DOS窓から「BCP」を実行すれば動作するはずです。
(引数無しで実行するとヘルプが表示されます。以下を参照) 各種の引数があって、いろいろな使い方ができますが、私が基本的に使っている方法を記します。
尚、実行はMSSQLがインストールされているサーバ上で実行しています。


■テーブルをテキストファイルに出力する

テスト用のデータベースである「TEST」と、そのDB内のテスト用テーブル「TABLE_A」の内容全てを テキストファイル「table_a.txt」に出力する方法です。
出力結果はテーブルのカラムの区切り記号としてタブ文字が使われます。また、文字コードはShift-JISです。
(尚、実行はCドライブのルートで実行しています。)
最後の引数の「-T」は、Windows認証の指定ですが、SQL Server認証の場合は「-T」の代わりに「-U」「-P」を用います。
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-U [ユーザ名] -P [パスワード]
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■SQLの結果をテキストファイルに出力する

上記の説明で使用したテーブル「TABLE_A」を対象としたSQL文の結果をテキストファイル「table_b.txt」に出力する方法です。
最初のコマンドの引数と異なるところは、SQL文を指定するところと、処理区分を「queryout」とすることです。 出力結果は、「table_a.txt」とほぼ同じものが出力されます。


■テーブルにテキストファイルをインポートする

上記の説明で使用したテーブル「TABLE_A」にテキストファイル「table_c.txt」の内容をインポートする方法です。
テキストファイルの内容は、インポートされるテーブルの構造と同じである必要があります。
また、キーの重複があればエラーが発生し、全てのインポート処理は破棄されます。

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