ADO.NET を使用した SQL-Server へのアクセス・クラスの簡単なものを作成してみました。
このクラスを元にして拡張したものを仕事でも使っています。
このクラス「clsSqlServer」には以下のメソッド・プロパティが備わっています。
メソッド・プロパティ | 概要 |
---|---|
New |
コンストラクタ(引数にデータベース接続文字列を渡す) |
BeginTransaction |
トランザクション開始 |
Commit |
トランザクションコミット |
Rollback |
トランザクションロールバック |
CloseConnection |
コネクションの解除 |
OpenDataReader |
SELECT文SQLの実行とDataReaderへの読込 |
CloseDataReader |
DataReaderのクローズ |
ExeSQL |
DML-SQL文の実行 |
CnvReaderToHashtable |
DataReaderの結果ItemsをHashtableに変換 |
今回のクラスのテストプログラムを以下に載せますが、SQLサーバへの接続文字列は以下の様にしています。
キーワード | 概要(設定値) |
---|---|
Persist Security Info |
ID やパスワードなどのセキュリティ関連情報の破棄指定(False) |
Integrated Security |
現在のWindowsアカウントでの認証(SSPI) |
Database |
データベース名(取敢えず「TEST」) |
Data Source |
SQL Serverのインスタンスの名前 (Microsoft SQL Server Management Studio Express:.\SQLEXPRESS) |
このテストは、システム日付をSELECTで実行し、SqlDataReaderに取得しています。SqlDataReaderから日付を取り出して その後、クラスのクローズを行っています。
■「clsSqlServer」の使用テストソース1
以下に、clsSqlServerの全体のソースを載せます。バグがあるかもしれませんが悪しからず。
■「clsSqlServer」のソース
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