ラベルプリンタメーカ「SATO」のラベル発行コンポーネント(MLComponent.dll)を使ったラベル印刷の 紹介ですが、まず最初にラベルプリンタの接続確認を行います。今回仕事で使ったプリンタがUSB接続でしたので 例としてUSBのみとなります。
■MLComponent.dllのインストール
以下のURLのページの真ん中あたりに「Multi LABELIST Component」のダウンロードファイルが在りますので、 必要なものをダウンロードし、インストールします。
・Multi LABELIST Component / Component Plus
デフォルトでインストールすると「MLComponent.dll」が「C:\Program Files\SATO\ML Component」に在るはずです。
VB.NETの参照設定で「MLComponent.dll」を追加します。
このコンポーネントですが、.NET Framework 4.0または4.5または4.6に対応している開発環境でしか使えないので Visual Studio 2010以降限定です。Visual Studio 2005/2008では使用できません。
■プリンタ状態チェック関数
関数内ではまず「MLComponent」のインスタンスを生成します。
その後「Setting」プロパティによって通信パラメータを設定します。 プリンタとの接続方法が、LAN、USB、RS232C、Bluetooth、プリンタドライバなどがありますが 今回はUSBですので、"USB:"の設定値となります。その他の設定はマニアルを見てください。
「Protocol」プロパティはUSBですので、「Protocols.Status4」となります。
その後、「OpenPort」メソッドにより接続を開始しますが、 結果が0ではない場合は、電源が入っていないかケーブルが抜けているかの原因になります。
接続後は、プリンタの状態を「GetStatus」メソッドにより行います。 返されるStatus文字列の3文字目にエラー判別文字がありますので、それによってメッセージを付けています。 尚、このメソッドが0以外を返す場合は、メソッドエラーになります。
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