INIファイルというと今更感がありますが、 簡単にプログラムの動作パラメータなどを保存しておくには便利な機能です。 私もプログラムの変更なしに、外からタイミングの時間の値を後から少し変えたい場合によく使います。
INIファイルの構造は以下の様になります。
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[SECTION1]
KEY1=keydata1
KEY2=keydata2
[SECTION2]
KEYA=keydataA
...
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■セクション
[] で囲まれた部分がセクションで、各セクションの中にキー文字列を宣言します。
■キー 各セクションの中に宣言される文字列で、その値を = で定義します。
セクションが異なれば、同じキーが在ってもOKです。
■コメント
先頭に ;(セミコロン) を置くとその行はコメント行とみなされます。
また、行の途中に ;(セミコロン) が在ると、それ以降はコメントであるとみなされます。
■エスケープシーケンス
キーの値の文字列として ;(セミコロン) :(コロン) =(等号) #(シャープ) の各文字を含めたい場合があります。その時には各文字の前に \(円マーク) を置きエスケープしてやります。
(以下のソースのクラスではエスケープシーケンスの設定と解除を関数化しています)
以下にINIファイルを取り扱うクラスのソースを示します。
このクラスを利用する例を以下に記します。
INIファイルへの書込みでエスケープしないといけない文字を含んでいますので、 このプログラムを実行し「TEST.INI」をテキストエディタで確認すると、 \(円マーク) が付加されて書き込まれているのがわかるはずです。
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