2個のSPREADコントロールをフォームに貼って、それぞれ2列×5行のシートを同じ様に設定します。
基本的な設定はSPREADコントロールのデザイナで設定していますが、以下の様な表示になります。
今回の動作の想定は以下の様に考えます。
・セルは全てテキスト入力で「←」「→」はセル内での左右移動
・「Tab」、「Enter」、「Ctrl」+「←」、「Ctrl」+「→」はアクティブセルの移動
但し、左SPREADのDATA2の最下行セルの場合、右SPREADのDATA1の先頭セルに移動
また、右SPREADのDATA1の先頭セルの場合、左SPREADのDATA2の最下行セルに移動
今回の処理では以下の処理が肝になります。
■初期処理でのSPREADのキー動作設定
そのままですと、矢印キーなどでアクティブセルの移動ができないのでキー制御をフォームロード時に行います。
・入力マップの変更で編集中セルでの「Enter」キー動作を指定します。 ・各セルをTextCellTypeにしますが、「矢印キー」の動作を、「矢印キー」のみはカーソルのセル内のみ左・右移動で、 「Ctrl」+「矢印キー」はセル編集を終了し、アクティブセルのカーソル方向移動に設定します。
■Advanceイベントでの処理
AdvanceイベントはSPREADコントロールからフォーカスが移動する場合に発生します。 今回の場合は以下のキー入力でイベントが発生します。
・DATA1カラムで「Shift」+「←」、「Tab」、「Enter」
・DATA2カラムで「Shift」+「→」、「Tab」、「Enter」
・DATA1カラム及びDATA2カラムの先頭行で「↑」
・DATA1カラム及びDATA2カラムの最下行で「↓」
左SPREADでのAdvanceイベントで、DATA2カラムで最下行の場合、イベントの「e」引数の「Cancel」プロパティを Falseにすることでデフォルト処理をさせることで、右SPREADにフォーカスが移動します。
右SPREADでのAdvanceイベントで、DATA1カラムで先頭行の場合、イベントの「e」引数の「Cancel」プロパティを Falseにすることでデフォルト処理をさせることで、左SPREADにフォーカスが移動します。
■EditModeOnイベントでの処理
尚、現在のセルを分かりやすくするために、EditModeOnイベント(編集開始時処理)で編集中セルの背景色を変更しています。
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