BHT-BASIC4.0:演算子について(BHT-1300)

今回はBHT-BASICの演算子について説明したいと思います。
BHT-BASICには、算術演算子、関係演算子、論理演算子、関数演算子、文字列演算子と 普通の言語にはだいたいそろっている演算子があります。

■演算子の優先順位
優先順位 演算子名称 演算子
1 括弧 ( ) 括弧の中が優先して演算
2 関数演算子 組込み関数,ユーザ関数の実行
3 算術演算子 ※演算子の中で更に優先度がある
優先順位 演算 演算子
1 負号 -
2 乗算、除算 * , /
3 剰余演算 MOD
4 加算、減算 + , -
4 関係演算子 = , <> , >< , < , > , <= , >= , =< , =>
5 論理演算子 ※演算子の中で更に優先度がある
優先順位 演算 演算子
1 否定 NOT
2 論理積 AND
3 論理和 OR
4 排他的論理和 XOR
6 文字列演算子  

演算子は特に目新しいものは無く、よくあるものばかりですので、 各演算子毎に細かくは記しませんが、少し注意するものをピックアップします。

■算術演算子・剰余演算(MOD)

MODは割り算の余りを返すものです。 以下の例の様に数値は四捨五入し整数にしてからMOD演算が行われます。

Basic51

■オーバーフローとゼロによる除算

演算結果がオーバーフローしたり、ゼロで割った場合には実行時エラーが発生します。 以下のソースはその例を示します。

Basic52

■関係演算子について

関係演算子は2個の式を比較して、真「-1」または偽「0」を返します。 この値を使って、プログラムの流れを制御できます。 以下のソースは、IF文を使った各関係演算子の例を示します。

また、関係演算子の計算結果を変数に入れて使うこともできます。

Basic520


■論理演算子を式で使う

論理演算子は、複数の関係演算子での判定結果を関連付ける演算子です。

Basic53

■文字列演算子について

文字列の演算では結合しかなく、+マークで行います。 また、数値の様に文字列の比較ができます。

Basic54

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