BHT-BASIC4.0:データファイルの削除等について(KILL、CLFILEのラッパ関数)

データファイルのファイル削除やレコード削除を行う場合、 その都度 KILL命令  CLFILE命令  を実行するよりもラッパ関数を作って、それをコールする方がソース的にすっきりすると思います。

■KILL命令のラッパ関数について

KILL命令の定義は以下の様です。

KILL <ファイル名>

 <ファイル名>:"[ドライブ名:]ファイル名[<S>]"の書式の文字列式
     ("ファイル名"は"ファイル名称"+"."+"拡張子")
KILL命令のラッパ関数は以下の様になります。
エラー処理は何もしていませんが、ここでエラー内容などを表示するといいと思います。

■CLFILE命令のラッパ関数について

データファイルに書き込む関数を以下の様に定義します。
CLFILE命令の定義は以下の様です。

CLFILE [#]<ファイル番号>

 <ファイル番号>:1~16の値を返す数値式
      (OPEN命令で指定したファイル番号を指定)
CLFILE命令のラッパ関数は以下の様になります。

この関数は、"TEST.DAT"ファイルのレコード削除しかできない関数をラップしたものです。
FIELD命令はフィールド変数を固定でしか宣言できないのでこの様な感じになりました。 この部分を汎用性を持たせるのは少し大変なので、固定でもいいかなと思います。 方法が無いことは無いのですが、やはりFIELD命令がネックになります。

以下の関数は無理やり汎用性を持たせたCLFILE命令のラッパ関数です。

ファイルのフィールド数、各フィールド幅の取得を行う為に、 拡張関数の "FILE.FN3" を使用しています。
CALL "FILE.FN3" .fcInfGetF FILENAME$, INF$

 FILENAME$:ファイル名

 INF$:ファイル情報が返される(40 文字、または、ヌル文字)
    (必ず40 バイト以上の領域を確保しておく)

INF$の内容は以下の通りです。
位置 文字数 データ内容
1 12 ファイル名 文字列
13 2 (システムリザーブ) -
15 2 最大レコード数 1~32767
17 2 レコード数 1~32767
19 2 1クラスタあたりのレコード数 0
21 1 レコード長 1~255
22 1 フィールド数 1~16
23 16 各フィールドのフィールド幅 1~254
39 2 (システムリザーブ) -

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