BHT-BASIC4.0:TeraTermを使ってDENSOのハンディターミナルにファイル(プログラム)転送を行う方法

DENSOのハンディターミナルBHT-1300へのプログラム転送は「BHT-BASIC4.0 Creator」を使って行えます。 この場合、通信方法としてRS232C通信などを選択します)

しかし「BHT-BASIC4.0 Creator」がインストールされていないパソコンからプログラムを転送する場合、 BHT-1300の機種の様に直接USBケーブルでMTP接続で処理ができればいいのですが、 赤外線通信でUSBユニットでの通信しかない場合、DENSOさんの推奨ではWindowsの 「ハイパーターミナル」を使う様になっています。
Windowsの「ハイパーターミナル」は古いソフトで、 Windows7では標準では存在しないので、それに代わるターミナルソフトとして普及している 「TeraTerm」を利用します。(Vectorの以下のURLでダウンロードできます)

http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se320973.html

インストールは簡単で、メッセージに従えば特に問題無くできます。

以下に、「TeraTerm」を使った転送手順を記します。
■ActiveUSB-COMポートドライバの確認

パソコンにDENSOの「ActiveUSB-COMポートドライバ」がインストールされていることを確認します。 更に、USBで光通信ユニットと接続します。 (既に、光通信ユニットを使ってパソコンからデータファイルを転送できていればインストール済みです)
■ハンディをファイルダウンロード待ちにする

光通信ユニットにハンディターミナルを装着し、 「1」+「SF」キーを押しながら電源ボタンを押して、電源を入れます。 「SYSTEM MENU」が表示されますので、「2:DOWNLOAD」を選択します。 その後「DOWNLOAD」メニューが表示されますので、「1:FILE」を選択します。
■TeraTarmを起動し、新しい接続開始
TeraTarmを起動すると最初に新しい接続の開始要求が行われます。 そこで、以下の図の様に「シリアル」の方を選択し、 「ポート」を「DENSO WAVE Active USB-COM Port」に設定します。
Set1

■TeraTarmのUSB-COM Portの設定
メニューの「設定(S)」⇒「シリアルポート(E)...」を選択すると以下の設定画面が表示されます。 Set2
項目名 設定値
ポート COM5(ActiveUSB-COM)
ボー・レート 115200
データ 8 bit
パリティ none
ストップ 1 bit
フロー制御 hardware


■TeraTermからのファイル送信
メニューの「ファイル(F)」⇒「転送(T)」⇒「YMODEM」⇒「送信(S)...」を選択すると以下のファイル選択画面が表示されます。 Set4
ここでは、ファイル名「HDY.PD4」を選びます。

その後、以下の様な転送中の画面が表示されます。
Set5
ハンディターミナル側も受信中の画面が表示されます。 ファイルの転送が終わるとハンディターミナル側ではブザー音が鳴り、 「Completed」が表示されるはずです。 これで、ハンディターミナル側は完了ですので、 電源を切って電源再投入で新しいプログラムが起動されるはずです。

「TeraTerm」側は以下の gC が表示されますが、 この状態で「ファイル(F)」⇒「接続断(D)」で接続を切ってください。
Set6

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