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2016年3月14日 (月)

VB.NETの入力コントロールのフォーカス移動を「Enter」キーで行う

VB.NETのフォームに張り付けた入力コントロールの遷移は通常は「Tab」キーで行えますが、 「Enter」キーでも次の入力コントロールへフォーカスを移動したい要求は少なからずあります。

普通の人はテキストボックスに何かを入力し、入力の最後に「Enter」を押したくなります。 キーボードの配置(形)からしても1個の入力後は「Enter」を押すことが前提の様な感じがします。

さて、複数のTextBoxを並べたFormを例にしますが、画面的には以下の様な感じです。 この画面で、各TextBoxで「Enter」キーを押下した時に、次のコントロールにフォーカスを移動させます。

Enter1



次のコントロールにフォーカスを移動させるためのメソッドが、Formコントロールのメソッドとして在ります。 以下のメソッドがそうです。
-----
SelectNextControl(ctl As System.Windows.Forms.Control, forward As Boolean, tabStopOnly As Boolean, nested As Boolean, wrap As Boolean) As Boolean
-----

引数内容
ctl 検索を開始する位置にある System.Windows.Forms.Control
forward タブ オーダー内を前方に移動する場合は true、後方に移動する場合は false
tabStopOnly System.Windows.Forms.Control.TabStop プロパティが false に設定されているコントロールを無視する場合は true、それ以外の場合は false
nested 入れ子になった (子コントロールの子) 子コントロールを含める場合は true、それ以外の場合は false
wrap タブ オーダーの最後のコントロールに到達した後、タブ オーダーの最初のコントロールから検索を続行する場合は true、それ以外の場合は false



このメソッドをKeyDownイベントで呼出せる形でメソッド化し、 FormのKeyDownで呼出してやるか、または、フォームのコンストラクタでKeyDownイベントにハンドラとして追加してやります。
以下のソースでは、コンストラクタでKeyDownイベントにハンドラを追加しています。



■「Enter」キーによるコントロールの移動メソッド時にビープ音の消音

入力コントロールで「Enter」キーを押下するとビーとBeep音がなります。 これを止めるには、KeyDownイベントで「Enter」の次のコントロール移動をした様に、 KeyPressイベントで、「Enter」キー入力時にイベント処理のキャンセルを行うことです。
デル株式会社

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